自分に合った病院で包茎理療を行うために術式の種類を知っておこう

自分に合った病院で包茎理療を行うために術式の種類を知っておこう

意外!?クリニックごとの包茎のコストが全く違う2つの理由とは?

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包茎治療を行う際、実は症状というか治療対象の状況によって、マッチした術式が違ってきます。実は、現在の日本で包茎手術といっても、大きく分けて6種類もあるのです。

また、包茎治療を掲げているクリニックでも、そのすべてを対応できるわけではありません。術式によっては、仕上がり具合も変わってきます。傷が残る・残らない、縫合の跡が残る・残らない、比較的綺麗に仕上がる場合もあれば、そうでないものもあります。

クリニックを探す際、事前にそこが対応できる術式を知っておくのも重要です。また、自分のペニスが、どの術式が最適かも事前に知っておけば、知らずに行くよりはクリニックに詳細の相談をしやすいですし、事後のトラブルも少なくなるはずです。

どのような術式があるかというと、大きく分けて以下の様になります。

①余分な包皮を切開する(環状切開、亀頭直下埋没法、複合曲線作図法)
②包皮を固定する(背面切開、ナチュラルピーリング、根元部固定法)

①の中での違いは、どこを切開するかです。

環状切開は、ペニスをできる限り延ばして、余分な包皮を輪切りの形で切開します。

亀頭直下埋没法は、勃起時のペニスの全長を基準に包皮の端から余分な部分を切開し、いわゆる「カリ」の部分で縫合します。
複合曲線作図法は、包皮の切除ラインが亀頭に隠れ、いわゆる「裏スジ」(包皮小帯)を残して性感の減少を抑える方法です。

②の中での違いは、どうやって固定するかです。

背面切開は、亀頭と包皮の癒着を剥がし、亀頭を露出しやすいようにペニスの勃起方向と同じ縦に切開し、亀頭を露出させ、その状態で切開部分を縫合することで包皮を固定します。
ナチュラルピーリングは、亀頭を露出させた後、包皮を縫合して固定します。抜糸の必要がない医療用糸で行われます。
根元部固定法は、包皮を接着剤で固定します。
例えば、重度の仮性包茎やカントン包茎、真性包茎には、背面切開が適用されることが多いです。

包茎治療の術式のメリットとデメリット

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上で挙げたように、様々な種類の術式があります。術式により施術時間や技術が異なるため、費用も違ってきます。

この中で、メリットとして、「手術時間が短い(体に負担が少ない)」「早くセックスできる」「見栄えがよい」「元に戻せる」、デメリットとして、「手術に時間がかかる」「セックスできるようになるまで時間がかかる」「見栄えが悪い」「性的感度が下がる」「状況により適用が限定される」「予後に問題が発生することがある」でそれぞれ分けてみましょう。

メリット

「手術時間が短い」:環状切開、背面切開
「早くセックスできる」:根元部固定法
「見栄えがよい」:亀頭直下埋没法、複合曲線作図法
「元に戻せる」:ナチュラルピーリング

デメリット

「手術に時間がかかる」:複合曲線作図法
「セックスできるようになるまで時間がかかる」:亀頭直下埋没法
「見栄えが悪い」:環状切開、背面切開
「状況により適用が限定される」:背面切開、ナチュラルピーリング、根元部固定法
「性的感度が下がる」:環状切開
「予後に問題が発生することがある」:背面切開、亀頭直下埋没法、ナチュラルピーリング、根元部固定法

このように、どの術式もメリット、デメリットがあり、どれが優秀というわけでもありません。切開系だからといって手術時間が長いわけでもないですし、ナチュラルピーリングや根元部固定法は「剥き癖」をつけて自然に包茎でない状態を目指す方法ですが、手術が簡単な分、適用される状況(仮性包茎のみ)が限定されてしまいます。

亀頭直下埋没法は、見栄えは良いですが、セックスできるようになるまで時間がかかり、かつ予後も場合によっては問題になります。しかし、体験談からは、平常時も亀頭が露出するから男性としての自信につながるということも聞かれています。
できれば、複数の術式を展開している病院に相談し、自分にあった術式を行うのがベターですね。